人生100年時代、ミドルシニア世代のキャリア選択は大きな課題です。特に定年後のセカンドキャリアを見据え、国家資格キャリアコンサルタント(キャリコン)を取得したものの、「限られた時間と体力でどう成果を出すか」に悩む方は少なくありません。
この度、一般社団法人セルフキャリアデザイン協会 代表理事の小野勝弘氏を特別講師に迎え、「ミドルシニアこそ身につけたい!国家資格キャリアコンサルタントのDX化」と題した無料特別セミナーが、2025年10月23日(木)に開催されました。
「現状受容か、変革か」—この問いに真正面から向き合い、単なる1on1ではない、AIを使いこなす新しいキャリアコンサルティングの形を提示したセミナーのレポートをお届けします。
この記事は、
45歳以上の国家資格キャリアコンサルタント・技能士の方
業務効率化と支援の質向上にAI活用を検討している方
ミドルシニアキャリコンのセカンドキャリア戦略を知りたい方
に、特に役立つ内容です。
セミナーでは、AIとキャリアコンサルタントの先駆者である小野氏が、自身の業務で実現しているDX活用法を具体的にご紹介くださいました。
その核となったのが、《AI×kintone》を組み合わせた業務の効率化と支援の質向上です。
ミドルシニア世代のキャリコンは、経験豊富な支援力を持つ一方で、体力や時間に限りがある中で、いかに活動量を増やし、クライアントへ提供する価値を最大化するかが課題となります。小野氏は、DX化こそが、この課題を解決し、セカンドキャリアの「ありたい自分」を実現するヒントだと強調しました。
本セミナーの重要な問いは、「人生100年時代に生き残るキャリア選択」です。小野氏は、DXを活用した業務効率化だけでなく、キャリコン自身の市場価値を高める戦略についても言及しました。
小野氏は、自ら『学び』SCDA-Learningを掲げ、知識・支援力向上のための情報発信や『キャリコンリレートーク』を通じたネットワーク形成にも尽力されています。これは、AI活用だけに留まらず、キャリコンが常に自己研鑽し、業界全体で発展していく姿勢の重要性を示しています。
小野勝弘代表理事による特別無料セミナーは、ミドルシニア世代の国家資格キャリアコンサルタントにとって、AIを恐れるのではなく、使いこなすことで自己実現と業務の質の向上を図る具体的な道筋を示す、大変濃密な1時間半となりました。
単なる技術論に終わらず、セカンドキャリアのあり方、生き残り戦略まで踏み込んだ本セミナーは、変革の時代におけるキャリコンの役割を再定義するものでした。
今回のセミナーはリアル配信のみでアーカイブはありませんでしたが、小野氏が発信するYouTube『キャリコンリレートーク』や、協会の活動を通じた継続的な学びを追いかけることが、ミドルシニアキャリコンの未来を切り拓く鍵となるでしょう。